化粧品会社のIT部門で勤務する傍ら、中小企業診断士を取得し、複業を始めた大井さん。リモートワークの隙間を活用して複業のお仕事をしているそうです。2021年度にだんだん複業団に参加し、1社とマッチングしました。
大井さんプロフィール
松山市出身。化粧品メーカー勤務。リモートワークをフル活用し東京と神戸の2拠点で活動中。勤務先で研究開発のIT/DXを推進する傍ら、中小企業診断士として執筆や補助金申請支援など複業にもチャレンジ中。化学、IT、電機、映像、化粧品と多くの業界で、製品開発のデジタル化プロジェクトに携わる。だんだん複業団では、新しいプロジェクトの立ち上げや事業計画づくりで貢献したいと思うアラフィフパラレルワーカー。
– だんだん複業団に参加した理由を教えてください
参加した理由は3つあります。
一つ目は、中小企業診断士資格を取得したばかりで、その資格を活かして複業をしてみたいと思ったからです。この資格は5年ごとに更新があるのですが、実務経験が必要という事情もありました。
二つ目は、自分の出身地である松山の活性化につながることでやりがいを感じると思ったからです。「せっかく複業をやるならテーマをもってやりたい」と思い、松山という場所を選びました。
三つ目は、自分のキャリアに複数の軸を持ちたかったからです。何社か経験している中で、事業再編やリストラ、転籍などを目の当たりにして、会社頼みのキャリアではいけないという危機感を持ったからです。
– 参加してみて印象に残っていることはありましたか。
マッチング先の代表の方とのやりとりが楽しいですね。個人事業主の方なので、密に、そしてフランクにコミュニケーションを取れています。また、そのマッチング先を通して支援してる会社も魅力的な会社で、純粋に応援したいと思える方との出会いがありました。「松山からこんなビジネスが育ったらおもしろいな」と、ワクワクしながらお手伝いをさせていただいてます。
またその方が、市内外問わず積極的にネットワークづくりをしていて、刺激を受けて
います。関わらせていただいている自分もネットワークが広がり、本業の会社では出会わないであろう面白い方々に出会えてワクワクしています。
– プロジェクトに参加してみて、学びや自身の変化や発見はありましたか?
繰り返しになりますが、会社では会えない人たちに出会えたという楽しい発見があります。さまざまな事業をされている方に出会えて、視野の広がりを感じます。本業は社内ITで内勤なのですが、だんだん複業団ではより現場に近いお仕事ができています。また、間違いなく本業にもプラスに働いてると感じます。今、だんだん複業団で関わっている食関連の事業は、本業の化粧品業界とお客様層が重なるんです。マーケットの肌感覚を知れますし、中小企業のことを知る・考える機会も増え、ビジネスセンスを磨けているように思います。良い循環ができていますね。中小企業のことを知る・考える機会が増え、ビジネスセンスを磨けているように思います。
– 2022年度、だんだん複業団でやりたいことはありますか?
マッチング先と一緒に支援している事業者さんの案件を、きちんと形にすることが一番の目標です。この案件をしっかりやり抜いて、今後の案件にも繋がればいいなと考えています。だんだん複業団に参加した理由の一つでもお伝えしましたが、複業を始めて2年弱なので、ここでしっかり実績作りをして、将来に繋げていきたいです。その先で、地域複業の活動を広げていくことにも関われたらよいな、と思っています。
以上、大井さんのインタビューでした。ご協力ありがとうございました。