参加企業インタビュー: 株式会社ディライトアップ

株式会社ディライトアップ
代表者名:森川 直子
ホームページURL: http://delight-up.co.jp/

だんだん複業団に参加したきっかけ

「農家さんの夢をかなえてあげたい」という当社のビジョンに基づき、これまで私ひとりで農家支援に奔走してきたのですが、業務の範囲が広く、手一杯になってしまい、協働してくださるパートナーがいないか悩んでいました。そんな時、何気なく見ていたSNSで、「だんだん複業団」を目にし、素敵な取組だなと思って問い合わせをしました。事務局の方がオフィスまで来てくださり、事業の説明を受け、参加することを決めました。

実際に参加してみて印象に残っていること

私が行なっている業務は、自分で1から構築してきたので、当然私自身は理解できて「当たり前」のものであったのですが、その業務を他の人に伝えることの難しさを初めて感じました。
当社を知らない方に、1から事業や課題を説明し理解してもらうためには、農業や農家のことを知らない方にも伝わる言葉で話す必要があります。そのため、だんだん複業団参加を通じて自分の業務の棚卸しをする機会となり、事業内容や課題を言語化できたことは、大きな収穫のひとつです。
また、自分で「当たり前」だと感じていた業務も第三者目線で見ると、さまざまなスキルセットが必要な参入障壁の高い仕事であると言っていただき、自分の仕事や自分自身に対する理解も深まりました。

現地フィールドワークで松山市中央卸売市場に訪れた団員に、事業の説明を行う森川さん

プログラムに参加してみて難しかったこと

だんだん複業団のような松山市以外の地域に住んでいる複業人材の方たちとプロジェクトを進めていくには、自社の課題を明確にした上で、誰にどんな目的で何を依頼するかを具体的にしていかなければなりません。
はじめ、課題の設定がざっくりしすぎてしまったことで、団員の方から「何か一緒にやりましょう」とざっくりとした提案しか出てこなかったことがあり、どのように仕事を進めるかが難しいと感じました。ただ、プログラムの中で事務局や団員の方々と一緒に、業務の棚卸しや課題の具体化を少しずつ行うことができ、「誰に何を」依頼するかを明確にすることを知った今は、団員の皆さんとの付き合い方がよくなってきたと感じています。

名の方と複業マッチングしてみて

現在、当社は時期や事業のフェーズによって課題や優先度が変わってくる状況にあって、正社員など固定された人材を雇用するのはマネジメントや育成などの観点でもベストな選択ではないと考えています。それよりは、だんだん複業団のような専門的なスキルや経験を持つ団員の方とプロジェクトベースで一緒に関わっていただく方が、日々変わる状況にも柔軟に対応できるのではないかと感じています。また、複業として関わっていただくと、「上司と部下」の関係ではなく、フラットな立ち位置で事業の課題に立ち向かうことができるので、その点も当社の状況的にはマッチしたと思います。すでにマッチング後の数ヶ月間で、マッチングした2名に設定した成果物を作成していただき、次の展開も提案していただく関係性ができています。

実際に現場を見てもらい、「農家さんの夢をかなえてあげたい」というビジョンを伝えて団員との関係性を構築

プログラム参加を通じて新たな発見や刺激になったこと

複数の団員の方と現地フィールドワークやマッチング面談などのプログラムを通じてディスカッションしたことで、ディライトアップという会社のことをよく知ってもらい、一緒に成長を目指そうとしてくれるパートナーと出会うことができました。自分一人で事業を行うより、違った視点で物事を見れるため、自分ができない業務ができる外部の方と一緒に行う方が事業の成長速度が上がると感じています。専門的なスキルや経験を持った外部の方に関わっていただくことで、わかりづらかった事業内容が整理され、これまで見えていなかった課題が可視化され、この先さらに前向きに進んでいけると確信しています。

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