コミュニティの時代(後編)

こんにちは!だんだん複業団コミュニティマネージャーの豊田です。
前編に引き続き、「だんだん複業団」のコミュニティがすごい理由を書いていきたいと思います!
最後まで読んでいただけると幸いです。

前編はこちら>>コミュニティの時代(前編)

企業と個人のいいとこ取り!「コミュニティ」には働き方を変える力がある(と思う)

私はこれまで、会社員や、会社員と並行して複業を行ったりしながら仕事に向き合ってきて、現在は会社を経営しながら自社や趣味のコミュニティも運営しています。

これまで、“仕事”とは一般的に、会社員として企業に所属して働くことでした。会社員としての働き方の先には、個人として独立したり、得意分野で副業したり、もしくは起業し会社を経営したり・・などの道があります。

だんだんコミュニティは、「会社員として企業に所属すること」と「手に職をつけ個人事業主として独立すること」の中間地点にあり、“社会に対する共通の課題意識”や“類似の価値観で集合する”コミュニティであると感じています。

だんだん複業団に所属している団員さんのなかには、個人で活躍されている方もたくさんいらっしゃいます。そして私はそういったみなさんを本当に尊敬しています。

私の経験では、個人でプロジェクトに関わると、苦手分野も自分でなんとかしなければなりません。そこに、頼れる「コミュニティ」があると本当に強いと思うのです。自分以外のプロフェッショナルに頼ることで、個人の知見やスキルでは到達できない解決策を導き出せ、個人では実現できない規模のプロジェクトに向き合うこともできるのでは?と考えます。

だんだん複業団がすごい理由3つ

ここで、私がだんだんコミュニティに関わってきて、可能性を感じるポイントを3つ記したいと思います。

1. 会社にはいない人に出会える

企業には、良くも悪くも似た思考性の人が集まるように思います。同じ会社に所属している以上、キャリアやスキルも徐々に似てきます。「Webメディアで情報発信している人が、製造業の現場で活躍する人」と職場で出会うことはほぼありません。

だんだんコミュニティの皆さんとお話しすると、海外に長く駐在していた経験をお持ちの方、小売店で企画・開発を行いヒット商品を多数生み出してきた方、キャリアコンサルタントとして個人でしっかり生計を立てている方、・・などなど、本当に多様なバックグラウンドを持っている方がいらっしゃいます。会社にはいない業種・職種の方と出会えるのは、大きなメリットだと感じます。

2. 目的思考で一気に駆け抜けられる

このような異なるキャリアやスキルを持った方と議論すると、同じ課題に対しての捉え方や解決策の立て方が全く異なるかもしれません。ただ、だんだん複業団に所属する団員の皆さんには、「松山に関わる」「地域の企業に関わる」というブレない軸があります。「複業で地域企業に貢献する」という目的も共通しているため、たとえ課題解決に向けた議論で意見が異なったとしても、最終的なゴールに向かっての役割分担や協力体制は築きやすいのではないでしょうか。

ゴールをチームで共有することで、役職や年齢などにとらわれず、フラットに相互を頼りあってプロジェクトを進めていけるのではないかと思います。

3. 多角的な視点で課題解決ができる

多様な職種・キャリアの持ち主が集まるだんだんコミュニティでは、企業課題に対して解決のプロセスがたくさん提示できることに魅力があると感じます。だんだんコミュニティのメンバーは、それぞれが「その道のプロ」です。

Webマーケティングの視点、人事の視点、経営企画の視点、エンジニアの視点・・など、ひとつのお題(課題)について視点が増えれば増えるほどに、解決策のアイデアは増えていきます。また、出てきたアイデア自体を組み合わせながら、実施施策を決めていくこともできます。

だんだんコミュニティで実現したいこと

ここまでで、コミュニティには、「企業」にも「個人」でも実現できない、中間地点に属するからこその強みがあると伝えてきました。
“目的”が共通の仲間こそ、強いものはないとこれまでの経験上私は考えています。
コミュニティに可能性を感じる一方で、現時点で課題もあると思っています(これは、だんだんコミュニティに限らず、一般的なコミュニティに対して感じる点です)。

コミュニティに所属するメンバーは、基本的にフラットな関係性です。複数名でプロジェクトを遂行する際に「誰が」このプロジェクトを進めるか(プロジェクトマネージャーをどうするか)が大事になるでしょう。それぞれが専門スキルを持ったプロフェッショナルであるからこそ、各人のスキルを把握した上で個々人をディレクションしていく「関係構築」がとても大事になってくると思います。

現在、だんだん複業団では、「地域の企業の課題を解決する」をベースに活動しています。私は、だんだんコミュニティには、企業の課題解決というフレームから一歩先をいき、コミュニティ発信でプロジェクトを生み出す力がある(コンテンツを生み出す、マネタイズができる組織になる)と考えています。
地域や、地域企業の課題をベースにしながら、専門スキルを持つコミュニティで、マネタイズできるプロジェクトが作れると、いいなと思っています。この野望を実現するために、みなさんとつながりをもち、頑張っていきたいなと思っています!

2024年も、どうぞよろしくお願いいたします!

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