松山という街と、企業の経済活動の繋がりを感じたフィールドワーク【だんだんコラム】

だんだん複業団と企業との深まりを感じた2日間

こんにちは。2024年からだんだん複業団に参加しています、塩崎 道太と申します。
今回だんだん複業団の「現地フィールドワーク」に参加して、とても充実した2日間を過ごすことができました。だんだん複業団に興味・関心を持たれている方や、後期プログラムへの参加を迷われている方にも聞いていただきたく、コラムを執筆しました。

だんだん複業団に参加したきっかけ

コロナ禍で学び直しが必要と感じ、2021年1月に単科生として経営大学院の門を叩き、2024年3月に無事卒業した私は、これから「愛媛の経済を変える」という志を実現するために、何かしら愛媛県内の企業の支援ができれば良いなとぼんやり考えていました。そんな最中に、このだんだん複業団のミートアップイベントのお知らせがありました。
【だんだん複業団は様々な経営課題を抱える松山市内企業と自らのスキル・経験を生かしたい人材をつなぎ、企業の課題解決と人材の多様な働き方を目指す、愛媛県松山市主催の地域複業プロジェクトです。】
え?これってもしかして、自分の志を形にするにはうってつけのコミュニティなんじゃないの?と思い、イベントに参加してみることにしました。

あっという間に前期複業マッチングプログラムがスタート!

エントリーシートを作成して、Slackのコミュニティーに案内してもらい、だんだん複業団の4つあるプログラムを紹介してもらいながら、情報を少しずつ整理していくうちに、あっという間に前期複業マッチングがスタートしました。エントリー企業が紹介され、チェックアウト講座でzoomで企業課題や悩んでいるポイントなどを質疑応答形式でやり取りをしていきました。

参加された企業さんからは、こんなに質問をいただけるなんて思ってもみなかった。今日のやりとりだけでも考えが整理されたり、思ってもいなかった視点に気づきを得ることができた。といった声をいただきました。やはり、チェックイン講座だけでは、企業さんのお悩みを表面的にしか聞くことができないし、実際に現地に行って、より詳細なお話を伺ってみないとわからないことがいっぱいあるな〜という印象でした。

オンラインフィールドワークの最後に「だんだん」ポーズで記念写真

いよいよ現地フィールドワークに参加!

私は地元が愛媛ですので、当日に松山に行きましたが、前日から松山に来られていたり、当日飛行機で来られたりと、全国から様々なスキルや経歴を持った団員が集まりました!

空港到着後、みきゃんちゃんと記念写真

愛媛の玄関口でもある松山空港でお出迎えするのは、ゆるキャラみきゃんと、愛媛の都市伝説を実現した「蛇口からみかんジュース」です!

そして、会議室に集合し、今回のフィールドワークに参加する団員同士で会議室で顔を合わせて自己紹介からスタートしました。

オンライン上で、自己紹介はしていますが、実際にお会いして複業団の事務局の方々や松山市の方々とお顔合わせをしながら言葉を交わすのでは、オンラインとリアルとの違いがあって、心理的安全性がより高まった印象を受けました。

自己紹介が終わったところで、1社目の企業さんのお話を直接伺いました。どんなポイントに悩んでいるのか?団員1人1人が自身の強みを活かして、どのような関わり代があるのかを考えながら議論を深めていきました。その後は、松山市のスタッフの方々の案内で、観光地でもある道後の街並みを散策することになりました。

その後は松山市のスタッフの方々の案内で、観光地でもある道後の街並みを散策しました。

私は地元が愛媛で、松山市でも数年仕事をした経験がありましたが、ゆっくり散策するような経験はありませんでした。今回、道後温泉本館が大規模な保存修理工事を終え、全館営業再開となり、コロナ禍を経て街並みはどのように変化しているのかを見て回るというのも、良い経験となりました。
団員の方の中には、度々愛媛を訪れている方もおられれば、初めての道後探索になった方もおられたようで、思い思いの時間を過ごしました。


交流会のスタートです!

参加企業の方も数名来られてお店で交流を図りながらも、実際にどうやって悩みを解決して、自社をどのように成長させるのか?という話題が尽きませんでした。

この後は、2次会に参加して松山の夜を楽しんだ方もおられたようです。

2日目

2日目は早速2社目の企業さんの実店舗にお伺いをして、実際の事業の環境を目の当たりにしながら、どんなお悩みを抱えておられるのかを詳しく聞かせていただきました。

事務局から「ボトルを準備しておいてください」とアナウンスがあったのは、こちらの「湧水」が理由でした。あまり、日常でミネラルウォーターを買って飲むということはないのですが、こちらのお水はやはり雑味がなくってスッキリと飲みやすい!というのがよく分かりました。

現地での視察を終え、会議室に戻って経営課題をより詳しく伺いました。

午後は地域コーディネーターの稲見さんのオススメの松山のご当地グルメを食べて、3社目の企業さんのフィールドワークに備えます!!

松山市駅前のでゅえっとでナポリタン


お昼休みを終えて、3社目の企業さんの事業所にお伺いをして、事業環境をより詳細に伺い、理解を深めていきます。企業によっては少しずつDX化なども進み、オンラインで質問のやり取りをしているだけでは伝わらない事業環境や事業課題に触れることができました。

現地での様子を確認した後、再度会議室に戻って、より詳しく事業課題について伺い、自分達の強みが活かせる場面がどこにあるのかを確認していきます。

フィールドワークに参加して感じたこと

どの企業様も、お話を伺った後にとても笑顔になられていたことが印象的でした。 団員の立場としては、これから提案書を作成してマッチングが成立する流れなのですが、企業様も経営者と従業員とではどうしても立場の違いから課題意識に対して温度差が生まれてしまうため、こんなにも同じ熱量で自分たちの話を、真剣に聞いていただけるとは思ってもいなかった。とおっしゃられていました。

最後もだんだんのDポーズで記念写真

コロナ禍を経て、新しく生まれた企業の価値観であったり、新たな事業環境での課題に触れることができ、また、全国で活躍するそれぞれの強みを持った人達が、愛媛・松山のために貢献しようと真剣になっている空気感に五感で触れることで、だんだん複業団のメンバー間の関係性も深まったのではないかと感じています。

今後やりたいこと・繋いでいきたいこと

あっという間の二日間でしたが、不思議と団員の皆様とのお別れが寂しいという気持ちはありませんでした。フィールドワークを終え、これからまたオンライン環境下でも繋がりが続いていくことであったり、これから提案書を作成するので、この関係性がここで終わってしまう訳ではないというのがどこか理解できていたのかも知れません。これからもしかすると企業様の支援でご一緒させていただく機会に恵まれるかも知れませんし、後期のプログラムや分科会の活動もあるので、このコミュニティーの関係性がこれからも続いていく、深まっていくことで、新たな繋がりであったり、団員同士の成長の場であったり、そういった機会に恵まれる予感がしています。

これからのだんだん複業団のコミュニティーの中で生まれていく団員同士の関係性や企業様との機会を楽しみにしています。

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